「フィリピンの銀行は定期預金の金利が10%以上ある」
・・という話を聞いたことはありませんか?
実はこれは20年ほど前の話で、現在ではそのような高金利の定期預金は存在しません。
しかし、それでも日本の銀行に比べれば、フィリピンの銀行は定期預金の金利が高いと言えます。
では、どの銀行が高金利で、どのように申し込めばいいのでしょうか?
この記事では、フィリピンの定期預金に関する情報をまとめてご紹介します。
2023年フィリピンにある高金利の銀行ベスト5
まず、 2023年現在の定期預金の金利(年利) が高い銀行を紹介しますと、 1位はフィリピン初のデジタルバンクでシンガポールに拠点がある Tonik Bankで4.5%です。
2位がSecurity Bankで4%、 3位はフィリピン最古の商業銀行PBCOMで3.5% の金利がつきます。
4位はEastWestBankで3. 125%、5位はフィリピン最大級の商業銀行RCBCで2. 5%となっています。
定期預金の申し込み方法
次に、 定期預金の申し込み方法について説明します。
フィリピンでは定期預金を「Time Deposit」と呼びます。
定期預金をするには、 まず普通預金口座を開設する必要があります。
普通預金口座はオンラインバンキングやATMで開設できますが、 定期預金口座はオンラインでは開設できない場合が多く、 最寄りの支店に行って申し込む必要があります。
支店に行ったら、 窓口に「Time Deposit」と言ってください。
しかし、注意点として、 窓口では保険や投資商品を勧められる可能性があります。
その場合は断固として拒否してください。
私自身もRCBCで定期預金を申し込んだ際に保険を勧められまし たが、「No, thank you. I just want Time Deposit.」と言って断りました。
定期預金のメリット、デメリット
最後に、 フィリピンの定期預金のメリットとデメリットについて触れておき ます。
メリットはやはり高金利であることです。
日本では0.1% 以下の金利しかつかない定期預金ですが、フィリピンでは2% 以上の金利がつく場合が多いです。
また、 投資と違って元本割れする心配もありませんし、 税金もかかりません( ただし日本に持ち帰る場合は課税される可能性があります)。
フィリピンペソは日本円に対して安定しているとは言えず、 円高になると元本割れする可能性もあります。
また、 フィリピンではインフレ率も高く、 物価上昇によって実質的な利回りが下がることもあります。
そのため、 定期預金をする際は為替レートやインフレ率にも注意してください 。
まとめ
以上、フィリピンの定期預金についての情報でした。
フィリピンの銀行は日本の銀行に比べて高金利で魅力的ですが、 申し込み方法や為替レートなどの注意点もあります。