ビコール地方はフィリピンのルソン島南部にある独自の文化と自然を持つ地域です。
その中心都市であるレガスピは、経済や観光の発展に伴って近年注目を集めています。
この記事では、レガスピへの行き方やおすすめの観光スポット、郷土料理やお土産などを紹介します。
ビコール地方とは?
ルソン島南部に位置するビコール地方はアルバイ、北カマリネス、 南カマリネス、ソルソゴン、カタンドゥアネス、 マスバテの6つの州で構成されているフィリピンの行政地域の一つ で、一番大きな都市がレガスピ市で、次がナガ市となっていて、 90年代よりレガスピを中心に人口増加と高い経済成長がありまし た。
またこの地方の人々はBicolanos(ビコ―ル人) と呼ばれ、ビコール語を話すことでも知られています。
観光スポットとしてもジンベイザメツアーやダイビング・ サーフィンなどのマリーンスポーツ、 ルソン富士と呼ばれるマヨン山など人気なツアーが多く、 近年フィリピンで注目を集めています。
Legazpi(レガスピ市)
ビコール地方南部に位置するアルバイ州のLegazpi( レガスピ市)は、 人口が20万人のビコール地方最大の第1級都市で、 アルバイ州の首都で、ビコル地方の観光、教育、医療サービス、 商業、交通の中心地となっています。
またレガスピは2018年にフィリピンの国家競争力評議会によっ てインフラ整備、経済力で総合的競争力が1位にランクされ、 フィリピン商工会議所からもフィリピンで「 最もビジネスに適した都市」 に選ばれるほど近年急成長をしている都市です。
観光においてもレガスピにはにフィリピンで最も人気のある観光ス ポットの一つであるマヨン火山やビコール地方最大のショッピング モールであるパシフィック モールレガスピがあります。
レガスピの場所
アルバイ州レガスピへの行き方
飛行機で行く場合、 マニラ国際空港からレガスピ空港まで約1時間半です。
レガスピ空港に到着して飛行機から降りると『ルソン富士』と呼ばれるマヨン山が迎えてくれます。
マニラから車で行く場合は、道路状況にもよりますが、車で16~ 18時間かかりますので、
マニラを早朝出発して夕方にビコールのカマリネス州ナガ市に到着 し、 そこで一泊してから翌日レガスピ市へ行くプランをおすすめします 。
レガスピのおすすめ観光スポット
次にビコール地方周辺にある人気の観光スポットについて紹介しま す。
マヨン山ツアー
レガスピに行くと、まず目に入るのが『フィリピン富士、 ルソン富士』とも呼ばれるマヨン山です。
このマヨン山で最も人気なツアーは「マヨンATVツアー」です。
美しいマヨン山の背景を背景に、未舗装の道路、ATV( 全地形万能車)を運転する最高に楽しいツアーです。
私は2017年ころからビコールに行っていますが、 2018年にも噴火があり、当時はまだ噴煙が上がっていました。 これまで何度もレガスピに来ましたが、 頂上がはっきりと見えたことがあまりありませんでした。
アクセス:
アルバイ湾
レガスピの南東部はアルバイ湾に面しており、レガスピ港がある。 アルバイ湾は、豊富な魚介類と美しいビーチ、 そして人気のサーフスポットとして知られています。
カグサワ遺跡
レガスピ空港から車で約10分の距離にあるカグサワ遺跡は、フィリピンで最も古く最も有名な観光スポットで国の文化財にも指定されてています。
マヨン火山の景色を一望できる場所にあり、ビコール観光で一番の名所といえます。
アクセス:
ジンベエザメツアー
フィリピンでジンベイザメ鑑賞ツアーと言えばセブやボホールを思い浮かべる人が多いと思いますが、ここビコールのソルソゴン州にあるドンソールでも毎年11月から5月にかけてジンベエザメの群れがここに回遊することから、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。なお、ドンソールまではレガスピからバンが出ています。
アクセス:
Donsol Whaleshark Information
0968 624 6202
Pio Duran, Road, Donsol, Sorsogon
カラグアス島
手つかずのビーチで知られる美しい島々が集まったカラグアス島です。 カマリネス ノルテに位置し、 カラグアスは、白砂のビーチ、ターコイズブルーの海、島に生息する豊かな海洋動物を満喫できる、静かな休暇を過ごすのに最適な場所です。
アクセス:
ビヌロンポイント
近年ソーシャルメディアで人気を集めているビヌロン ポイントは なだらかな丘陵、そびえ立つ崖、巨大な岩に打ち寄せるターコイズブルーカラーの海は「ビコールのバタネス」と呼ばれる観光スポットです。
ビコラーノ料理
ビコール地方にはビコラーノ料理と呼ばれる地元の辛~い唐辛子とココナッツをふんだんに使った「甘辛い」郷土料理が有名です。
ビコールエクスプレス
ビコールエクスプレスはほどよく甘いココナッツミルクと激辛唐辛子、そしてバゴーンで味付けされたジューシーな豚バラ肉のシチューのようなビコール地方の代表的な郷土料理です。あまりの辛さに食べると電車のようなスピードで走れるという名前の由来かもわかると通り、甘辛料理の定番と言え、辛い物が大好きな人から言わせれ「ビールと最高にマッチする!」のだそうです。
ティルモク
ビコールにはこの地方でしか食べれない限定がいくつかあり、ティルモクがその一つで、ココナッツとカニをバナナの葉で包みこんでいる一品です。
キヌノット
キヌノット料理はエイを使った魚料理で、コナッツクリーム、酢、マルンガイの葉を加えた料理です。なお、以前はサメをつかっていたようです。
シナポット
ビコル地方はバナナ製品が人気です。 シナポットを調理するには、バナナは「サバ」またはカルダババナナ品種でなければなりません。 バナナは皮をむき、2つにスライスする必要があります。 ボウルに小麦粉、砂糖、塩、ベーキングパウダー、水を入れて混ぜます。 お好みに応じて卵を追加することもできます。 揚げてあるはずです。
ピナンガット
ピナンガットは「ガビ」またはタロイモの葉、ココナッツクリーム、唐辛子を使ったビコールの伝統的な郷土料理の一つです。
チリアイスクリーム
唐辛子の激辛アイスクリームを食べられるお店は世界中でビコールだけではないでしょうか? バニラアイスクリームに唐辛子の色がミックスされたピンク色の地理アイスクリームの天辺には唐辛子が立っていて、この本数によって辛さレベルが決まっています。なお、私は3本まで挑戦したのですが、辛いのが苦手な方はレベル3以上は避けたほうが良いでしょう。 ちなみにレベル3でも舌がかなり痛かったです。
レガスピでオススメのお土産
ピリナッツ
ピリはビコール地方の特産品で、様々な味で加工されてビコール中で販売されています。
ビコールエクスプレスの素
ビコールエクスプレス素はお土産屋さんで売っているので、ご自宅でも作ることができます。ただし、魚やエビを発酵させたフィリピンの代表的な調味料「バゴン」が多く含まれているため、アレルギーのある方は避けた方がよいでしょう。
まとめ
フィリピンのルソン島南部に位置するビコール地方は、独特の食文化や観光スポットで近年人気を集まています。
そのビコール南部に位置する南カマリネス州にある高度に都市化された一級都市レガスピは、他では体験することができない様々な観光アトラクションがあり、訪れる人を魅了し続けています。
ぜひ、フィリピンへの旅行を検討中の場合、ぜひビコールのレガスピをその候補地に加えてみてはいかがでしょうか?
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