グーグルやヤフーで検索すると水着をきて踊っている女の子の写真が出てくる、フィリピンの都市「アンヘレス」。
しかしこれまで10年近くアンヘレスに住んでわかったことは、決してこの場所は歓楽街としてだけではなく、観光スポットとして素晴らしい場所だということです。
そこで今回はアンヘレスについて、行き方や移動手段、観光および夜遊びガイド、そして治安についてご紹介します。
(2024年7月更新)
アンヘレスとは?
パンパンガ州アンヘレス市Angelesとかいて、「アンヘレス」と読みます。
中部ルソンエリアに位置するパンパンガ州のアンヘレス市は人口が約50万人の地方都市です。
フィリピンの重要文化財として認定されている聖ロザリオ教会や歴史的建造物であるパミントゥアン邸、パンパンガ料理で有名な「食の首都」として知られています。
アンヘレスはフィリピンの首都、マニラから車で北に約2時間ほどいった場所にあり、
マニラからするとそこまで都会って感じがなく、
田舎の中都市という感じの住みやすいところです。
クラークフリーポートゾーン/クラーク経済特別区
クラーク空港があるクラークフリーポートゾーンとクラーク経済特区はアンヘレス市とマバラカット市、ポーラック市、タルラック州の広範囲に位置するエリアで、ビジネスや観光、リゾートなどで有名です。
もとは米軍クラーク空軍基地があったところで、今はクラーク経済特区として多くの海外企業を受け入れをしています。
なお、クラーク国際空港からアンヘレスのフィールズアベニューまで8.3km,車で15分の距離です。
クラークフリーポートゾーン・クラーク経済特区に関する記事はこちらアンヘレスへの行き方と観光スポット
マニラからパンパンガのDAU(ダウ)までの行き方とアンヘレスでの過ごし方をご案内します。
マニラからアンヘレスまでの行き方
●タクシー
2022時点で3000〜5000ペソです。タクシードライバーへ直接交渉が必要になります。
●エアコンバス
マニラ空港(ニノイアキーノ空港)からクラークまでの直数バスが出ていて料金は220~400ペソ、移動時間は2時半ほどです。
マニラ市街からアンヘレスに行く場合、Paway(パサイ)若しくはCubao(クバオ)バスターミナルからDau(ダウ)バスターミナルまでだいたい200ペソ前後、移動時間は2時間で行くことができます。なお、到着時間は週末や年末など交通状況によりますのでご注意ください。
アンヘレスの観光スポット
ピナツボ山トレッキングツアー
このツアーでは、フィリピン最古の先住民部族のアエタの村に立ち寄り、交流を楽しんでから
ベースキャンプからトレッキング出発地点まで4X4のオフロードアドベンチャーを体験することができます。
そして片道2時間半で標高300メートルのピナツボ山のトレッキングを楽しんだ後、絵に描いたように美しいターコイズブルーの火山湖の壮大な景色を満喫することができます。
聖ロザリオ教会
この協会はフィリピン国立博物館によって重要文化財として認められています。
Pamintuan Mansion(パミントゥアン邸)
Puning Hot Spring
画像引用:https://www.thepinoytraveler.comクラークフリーポートゾーン内のSapang Batoにあるプニン温泉はクラーク空港から車で3~40分ほどで行くことができます。
水温が40度から70度くらいまでの11の天然温泉と2つの温水プールがあり、長旅で疲れた心と体を癒してくれます。
射撃
もちろん、銃の扱いや撃ち方についてインストラクターがしっかりと指導してくれるため、射撃が初めてでも楽しむことができます。
カジノ&リゾート
観光ついでにルーレット、バカラ、ブラックジャックの他、各種スロットマシンなどを楽しむことができます。
ゴルフ
そのなかでもMimosa Golf and Country Clubやクラーク サン バレー ゴルフ & カントリー クラブが人気のゴルフ場です。
語学留学
アンヘレスでの移動手段
タクシー
トライシクル
距離をベースとしたサイドカー付きのバイクタクシーです。最近は料金表がついていることもありますが、観光できた場合一番便利な移動手段です。
ジープニー
フィリピン庶民の一般的な移動手段で路線が決まっている、乗り合いのバンというイメージです。通るルートや距離に応じて料金が代わってきます。
おすすめのホテル
Central Park Tower Resort
ゴーゴーバーが並んでいるFields aveのすぐ近くにあり屋上のプール付きバーレストランが人気のスポットになっています。フィールズで女の子を持ち帰り、そのまま屋上のレストランでデートなんてプランはいかがでしょうか?
Eurotel Angeles
Fields Aveからさほど遠くない位置にあり、料金も手ごろで内装がきれいです。個人的におすすめはスイートルームのバスタブ。日本からきた人たちから驚かれるのですが、フィリピンって案外バスタブ(浴槽)のあるホテルって少ないんです。
Park Inn Hotel
2016できたSM クラークショッピングモール内にあるホテルで、買い物をするにはすごくいいと思います。
ナイトライフ(夜遊びガイド)
アンヘレスといえば、ウォーキングストリート(またの名をフィールズアベニュー)という歓楽街があります。ここで飲み歩くことを地元ではBar Hopping(バーホッピング)と呼ばれます。
ウォーキングストリートのあるFields Avenue(フィールズ・アヴェニュー)からコリアンタウンまで数キロにわたりゴーゴーバー(ビキニバー)が乱立しているストリートです。他にもディスコや性感マッ サージ、KARAOKE(日本のキャバクラのようなクラブ)などなど、朝まで遊びつくせる町となっています。
フィールズ・アベニュー
フィリピン屈指の歓楽街『ウォーキング・ストリート』があるフィールズアベニュー。
クラーク空港からもそれほど遠くなく、ゴーゴーバーと呼ばれるビキニをきた女性がステージで踊るバー、キャバクラ、ホテル、レストランやナイトクラブ(ディスコ)がところ狭しと並んでいて、連日外国人と客引きのガールズたちで賑わっている場所です。
バーファインを払うと女性を連れ出すことができ、2024年7月現在5,000ペソ~7,500ペソ(お店により異なる)が相場です。
また、ココモスホテルの横の道を一本中に入って行くとメキシカンレストランのTequila leafやスイス料理が美味しいSwiss Chaletがあります。この他にも美味いインドカレーを出すMother India やイタリアンのSalvatore(サルバトーレ)など多国籍レストランが多くオススメです。
なお、バリバゴからフィールズアベニューを中心としたウォーキングストリートの夜遊びについてはこちらをお読みください。
マッサージ・ストリート
(「マッサージストリート」とは単に自分らが呼んでいるだけで、地元でそう呼ばれているわけではありません)
ファースト・ストリート
メインゲートターミナルとアストロパークを挟んで、フィールズアベニューの反対側にあるファースト・ストリートには、日本食レストランのYufuinや(日本のキャバクラのような)KTVのPink Lady・Julianaがあり、クラーク方面に少し歩いていくとショッピングモールのSM City クラークがあります。
マラバナス周辺(プリメタ)
『プリメタ』と呼ばれているこのエリアはフィールズアベニューからコリアンタウン方面へ少し行きDon Juico Aveと21ストリートがぶつかって、マラバナスロードへつながるこの周辺に、ゴーゴーバーが数件並んでいます。
個人的におすすめのレストランはフィールズアベニューからそれほど遠くない21ストリート沿いのイタリアンのAl Bacio(アルバシオ)レストランです。
ここ出される料理が美味しいと評判で、アルバシオと同じオーナーがやっているとなりにオープンしたMilano Restaurant & bakeryにあるパンが格別です。
バリバゴのSaver’s Mall付近
マッカーサーハイウェイをアンヘレス方面に向かって行き、カジノで有名なCasino Filipinoを少し過ぎたところの右側にSaver’s Mallがあり、最近はこのモール内にNamari Restaurantという日本食レストランができたり、有名なピザやベーカリーなど入っている。
Saver’s Mallの少し手前にあるPadi’s Pointはローカルに人気のライブバンドが演奏するバーで、モールのハイウェイを挟んだ向かい側にはCoffee Academyというカフェがあり、以前そこでよく友人とお茶を飲んでいた。
Coffee Academy脇にあるマーリムという通りを中に入っていくと、レストランやバーが多くあり、Angeles Fried Chickenのフライドチキンは格別に旨いと評判で、そしてその十字路の向かい側にはDunkshotというストリップバーがある。
バリバゴのダイヤモンド周辺
バリバゴのダイヤモンド周辺はフィリピン人に人気の夜遊び場として知られています。
ウォーキングストリートの入り口にあるマクドナルドからマッカーサーハイウェイをアンヘレス方面へトライシクルで5分ほど(だいたい100ペソ)行った場所にダイヤモンドサブディビジョンという場所があり、ハイウェイ沿いにあるBPIの前から少し中に入っていったところにあるアラヤット・ストリート上にバーが多くあります。
とくに生バンドが演奏しているライブバーが人気で、他にもカフェや小さなディスコなどがあり、週末になると多くのフィリピン人の客で賑わっています。
コリアンタウン
フレンドシップジープニーターミナルがあるこの一帯を『コリアンタウン』と呼ばれていて、韓国人経営のレストランやバー、マッサージスパ、おしゃれなカフェ、ベーカリー、ホテル、KTV(キャバクラ)などが多く並んでいます。
アンヘレス市
日本人観光客の多くはアンヘレスというと、フィールズ・アベニューの周辺のことだと思ってしまいますが、フィールズから2.5kほど南下した場所にアンヘレスの中心市街があります。
ショッピングモールや家具、日用品などを扱っている商店街やマーケット、オフィスなどが多く立ち並んでいて、週末は多くの人で賑わっている。
アンヘレスの治安
フィリピンは日本に比べると治安が良くない国と言われていますが、
ここに6年ほど住んでいましたが、私自身や周りの人でそういった事件に巻き込まれたりすることはありませんでした。
しかしフィールズアベニュー周辺は外国人が多いため、ぼったくりやスリ、女性トラブルなどのマイナーな犯罪は日々横行していると思いますのでその一例をご紹介します。
アンヘレスで起きているマイナーな犯罪
美人局やぼったくり
「セットアップ」と呼ばれる美人局にも気をつけるようネットでも書いていますが、私自身そういったトラブルにあったことがありません。
スリ
フィリピンは貧困率が高い国です。マニラやセブなどでもストリートチルドレンによるスリが起きています。
ぼったくりドライバー
外国人の料金は、ローカルの2倍なのはどこのトライシクルでも同じです。
しかしたまにびっくりするくらい高額な料金を請求してくるドライバーがいます。そういう法外な料金を請求するドライバーをフィリピンでは「クロコダイル(ワニ)」と呼んでいる。
私も実際にこういったぼったくりトライシクルドライバーに何度も遭遇していますが、対処方法としては、あらかじめローカルの人に料金を聞いておき、乗ったときにその料金以外はならないと伝えることや料金表示をしているドライバー、もしくはアプリのGrabを使うことです。
女性トラブル
ここアンヘレスでは、男性観光客が最も巻き込まれやすいのが女性トラブルです。
金銭的なことから、複数の女性に手を出したことで起きる女性の嫉妬などもあります。
その結果SNSに隠し撮りされたリベンジポルノや写真、身分証明書を仕返しにアップロードされるなど発生しています。。
フィリピンの治安や近年のエリア別の犯罪発生件数、犯罪に巻き込まれやすい行動や防犯対策グッズまとめについてはこちらをお読みください。
まとめ
パンパンガ州アンヘレス市は中部ルソンエリアに位置する人口が約50万人の地方都市です。
フィリピンの重要文化財として認定されている聖ロザリオ教会や歴史的建造物であるパミントゥアン邸、パンパンガ料理で有名な「食の首都」として知られていて、ほかにも天然温泉やカジノ、ゴルフなど様々観光スポットがあります。
アンヘレスに行くにはマニラからバスやタクシーを使って2時間ほどで行くことができます。
夜遊びスポットとして知られているためフィールズアベニュー付近では外国人を狙ったマイナーな犯罪は頻繁しているため、アンヘレスに来られる際は注意いただきたいと思います。
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