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フィリピンの文化と生活習慣を徹底解説!

 

フィリピン生活文化

フィリピンは東南アジアで唯一のキリスト教国で、スペインやアメリカ、アジアの影響を受けた多様な文化を持っています。

フィリピン人は家族や友人との絆を大切にし、歌や食べ物、スポーツなどで楽しみます。

しかし、フィリピンの文化には日本人にとって馴染みのない習慣や特徴もあります。

 例えば、時間にルーズだったり、プライドが高かったり、女性社会だったりします。

この記事では、フィリピンで暮らすうえで知っておきたいフィリピンの文化や生活習慣、特徴について詳しくご紹介します。

キリスト教

 
フィリピンでは国民の約90%がキリスト教徒で、カトリックが主流です。これは300年以上にわたってスペインによる植民地支配を受けた歴史が影響しています。フィリピン人は信仰心が強く、毎週日曜日に教会に行ったり、家に十字架やイエス像を飾ったりします。また、クリスマスやイースターなどの宗教的な祝日を盛大に祝います。
 

 スペイン語

 
フィリピンでは公用語として英語とフィリピノ語が使われますが、フィリピノ語の30%はスペイン語由来です。国名や地名もスペイン語が多く見られます。例えば、「フィリピン」はスペイン国王フェリペ2世から、「マニラ」は「マニラ湾」を意味する「Maynila」から、「セブ」は「セブ島」を意味する「Cebu」から来ています。日常生活でも「パラ(止まる)」や「パンデサール(塩パン)」などのスペイン語が由来の言葉がよく使われます。
 
 

 礼儀正しい

 
フィリピン人は目上の人に対して敬意を表すことを重視します。話すときに「ポ」という言葉をつけたり、年長者の手の甲を額に当てるあいさつをしたりします。これらはカトリック教の影響と言われています。また、名前で呼ぶときにも「先生」「おじさん」「おばさん」などの敬称を付けます。
 

家族

 
フィリピン人は家族を大事にする文化があります。子どもは成人しても親や兄弟と同居することが多く、親せきや友人も家族同様に扱います。家族の行事やお祝いごとには必ず参加しますし、家族から離れて暮らしていても経済的に支援します。家族への愛情や尊敬は非常に強く、家族に対する悪口や侮辱は絶対に許しません。 
 

食文化

 
フィリピンの食文化は米やパンを主食とし、肉や魚、野菜などを添えます。スペインやアメリカ、中国などの影響を受けた料理が多く、油っこいものや甘いものが好まれます。有名な料理としては、レチョン(豚の丸焼き)、アドボ(醤油と酢で煮込んだ肉)、シニガン(酸味のあるスープ)などがあります。また、ブードルファイトという手づかみで食べる伝統的な食事方法もあります。これはバナナの葉に米や肉や魚などを並べて、家族や友人と一緒に分け合って食べます。 
 

時間にルーズ

 
フィリピン人は時間にルーズだと言われますが、これは日本人が時間に厳しすぎるという見方もできます。フィリピンでは交通渋滞や天候などの理由で約束に遅れることがよくありますが、それは仕方のないことと考えられます。もちろん、時間を守る人もいますし、ビジネスや公的な場では時間を守ることが求められます。しかし、プライベートな場では時間よりも人間関係を優先する傾向があります。
 

プライドが高い

 
フィリピン人はプライドが高いと言われますが、これは自分の尊厳や名誉を守ることを大切にするからです。誰かに馬鹿にされたり、侮辱されたりすると激しく反発したり、訴訟に訴えたりすることがあります。自分が間違っていたとしても、簡単に謝らない人もいます。そのため、フィリピン人に対しては人前で叱ったり、批判したりするのではなく、プライベートな場で優しく話したり、褒めたりすることが効果的です。
 

女性社会

 
フィリピンは女性社会と言われています。女性の社会的地位が高く、会社でも女性が重役についていることが多くあります。これはアメリカの影響や女性の教育水準の向上などが理由とされています。フィリピンでは女性を守るための法律も多くありますし、男性よりも女性の方が優遇される場合もあります。 
 

スポーツ

 
フィリピンで最も人気のあるスポーツはボクシングとバスケットボールです。ボクシングではマニー・パッキャオ選手が国民的英雄として知られています。彼は8階級で世界チャンピオンになった唯一の選手で、写真を撮るときに彼のポーズを真似する人も多くいます。バスケットボールではロバート・ジャウォルスキーやカルロス・ロイザガなどの国際的な選手を輩出しています。フィリピンでは街中でバスケットコートを見かけることができ、子供から大人までプレイして楽しんでいます。フィリピンのバスケットボールはアメリカのNBAの影響を受けていますが、独自のスタイルやルールもあります。例えば、フィリピンでは3ポイントラインが短く、シュートクロックが24秒ではなく14秒です。また、フィリピンではバスケットボールの試合中に喧嘩が起こることがよくありますが、これはフィリピン人のプライドや情熱の表れと言われています。 
 

クリスマス

 
フィリピンではクリスマスシーズンが世界で最も長いことで有名です。9月から12月までの4か月間、フィリピン全土でクリスマスの飾りつけやライトアップが行われます。12月になると、サンタクロースやトナカイなどのキャラクターが登場したり、クリスマスキャロルを歌ったりします。フィリピン人はクリスマスを家族や友人と一緒に過ごすことを楽しみにしており、プレゼントや料理を交換したり、教会に行ったりします。特に有名なのは、12月16日から25日まで毎朝早起きして行われるミサ「シンバンガビ」です。これはカトリック教の伝統で、9日間連続でミサに参加すると願いが叶うと言われています。
 

歌うことが大好き

 
フィリピン人は歌うことが大好きです。ビデオケというカラオケがフィリピンではもっとも人気のある娯楽です。ビデオケは日本発祥のカラオケですが、フィリピンでは野外や自宅、バーやレストランなどで歌います。恥ずかしがらずに人前で歌うことはフィリピン人の性格や文化を表しています。歌うことはストレス解消や楽しみだけでなく、友情や愛情を表現する方法でもあります。フィリピンでは様々なジャンルや言語の曲が歌われますが、特にポップやロック、バラードなどの洋楽やオリジナル・ピリピノ・ミュージック(OPM)と呼ばれるフィリピノ語の曲が人気です。

まとめ

 
フィリピンの文化は様々な国や地域の影響を受けて形成された多彩なものです。フィリピン人は家族や友人との関係を大切にし、信仰心やプライドを持って生活しています。また、歌や食べ物、スポーツなどで楽しみを見つけています。フィリピンに住む日本人にとっては馴染みのない習慣や特徴もありますが、それらを理解することでフィリピン人とより良いコミュニケーションを取ることができるでしょう。



PH.navi

フィリピン生活を送っているサラリーマン兼ブロガー@shoheybeatzです。大学をアメリカで過ごし、卒業後日本で働いたあとタイへ移住し、東南アジアを陸路で横断後フィリピンに移住。現在、現地の日系企業で働きながら2児のパパとして子育てに奮闘中。

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