フィリピン株に興味がある方や初心者の方に向けて、フィリピンの証券取引所や株式市場の時間、そしてフィリピン国内の証券会社についてまとめました。
フィリピン証券取引所(PSE)とは?
フィリピン証券取引所(PSE)は、フィリピンの国立証券取引所で首都のマニラにあります。
この取引所は、マニラ証券取引所とマカティ証券取引所の合併により1992年に設立されました。
フィリピン証券取引所では329銘柄が登録されています。
なお、フィリピン証券取引所のWEBアプリの「PSE Edge」に登録しておくと、IPOの情報などメールで知らせてくれるので、大変便利です。
フィリピン証券取引所公式WEBサイト
PSE Edge
フィリピン株式市場の時間
2021年3月現在では、時間短縮により下記の時間となっています。
月曜日から金曜日
9:30-3:30pm
土日、フィリピンの祝日はお休みです。
*午後12時から午後1時30分までお昼休憩
フィリピン株式へ投資をするには?
フィリピン株を始めるには、まず証券会社を選んで口座を開設する必要があります。
日本にいる場合は、フィリピン株を扱っている日本の証券会社で口座を開くことができますが、手数料や銘柄数に制限があります。
フィリピンにいる場合や、より多くの銘柄を取引したい場合は、フィリピンのオンラインブローカーを利用することをおすすめします。
フィリピンのオンラインブローカーは約130社ありますが、ここでは評判が良くて使いやすい4社を紹介します。
フィリピンでおすすめのブローカー(証券会社)
フィリピン株、日本株問わず、買い方は同じです。
また住んでいる国が日本、フィリピンどちらであっても、まず株を取り引きするための証券会社を選ばなければいけません。
日本にいる場合、アイザワ証券や楽天証券などフィリピン株を取り扱っている証券会社で口座を開設できますが、取引手数料や取扱銘柄が少ないというデメリットがあります。
フィリピンにいる場合、もしくはフィリピンにきて証券口座を開設する場合は、フィリピンのブローカーを選び、証券口座を開く必要があります。
フィリピンのブローカーは手数料が比較的安く、扱っている銘柄も多いのですが、
「Broker(ブローカー)」とは、証券会社のことで、フィリピン証券会社には、約130のオンラインブローカーがいます。
ブローカーはいろいろあってどのブローカーにすればよいのか迷ってしまいますが、
基本的にはフィリピンの株以外の銘柄を扱っていないことやブローカーによっては、ETFやインデックスなどを扱っていないところがありますので、もしそういった投資信託もいっしょに投資をしたいという人は注意が必要です。
今回はネットでもとくに評判がよかったフィリピンのブローカーを4つご紹介します。
BDO Securities(元BDO野村)
フィリピンで資本金が一番大きい、SM財閥グループのBDO Unibankの傘下です。
BDOで口座を開設し、オンラインバンキングに登録するだけでBDO Securitiesの証券口座を作ることができます。
しかもBDOには、ジャンパンデスクという日本語対応のカスタマーサポートがあるため、日本人がフィリピンで証券口座を開設するにあたり、一番簡単な方法です。
https://www.bdo.com.ph/securities
COL Financial
COL Financialは、20万人以上の顧客を抱えるフィリピンでトップのオンライン株式ブローカーです。
オンライン株式仲買人として機能し、投資信託、専門的な株式アドバイス、投資ツールと機能、調査サポート、投資家教育セミナーを幅広いサービスを提供しています。
COL Financial公式WEB SITE
https://www.colfinancial.com/ape/Final2/home/HOME_NL_MAIN.asp?p=1
BPI Trade
フィリピンのAyala財閥グループのバンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ(BPI)の子会社の証券会社です。
7日間の無料トライアルがあるので、WEBプラットフォームの使い勝手を試すことができます。
またBDO Securities同様にBPIに口座を開くだけで、証券口座を開けるというメリットがあります。
First Metro Sec Financial
1994年に設立された、フィリピンで信頼できるオンライン株式ブローカーの1つであり、18,000を超える個人および機関投資家を抱えています。
First Metro Secも5日間の無料トライアルが利用できますので、事前にWEBプラットフォームの使い勝手を試すことができます。
フィリピンの証券会社のプラットフォーム
私は日本にいたときに楽天証券を利用していたんですが、日本の証券会社はやはり使いやすいと思います。
それに比べて、フィリピンのオンライン証券はWEBプラットフォームもアプリもまで若干、というかかなり物足りなさを感じてしまうかもしれません。
また万が一のトラブルの際は英語でお問い合わせをしないといけませし、証券会社からくるお知らせや分析データなども全て英語のため、ある程度の語学力が必要だということも忘れてはいけません。
フィリピン株の単元株数は?
フィリピン株では、注文できる最低株数は株価によって異なります。
0.009ペソ以下 1,000,000株
0.01ペソ~0.049ペソ 100,000株
0.05ペソ~0.49ペソ 10,000株
0.5ペソ~4.99ペソ 1,000株
5ペソ~49ペソ 100株
50ペソ~999ペソ 10株
1,000ペソ以上 5株
「資金はあるのに、エラーが出て取引できない」
ということがありましたら、まずこの単元株数を見るべきだと思います。
まとめ
フィリピン株の買い方は日本株や米国株を買うのと同じでまずは証券会社を選ばなくてはなりません。
どちらにせよ、証券会社を選んだあとの株の買い方、売り方は基本的には日本株や米国株と変わりませんが、
基本的には証券会社からのお知らせや万が一の場合の連絡など全て英語ですので、その点注意が必要です。
最近は、フィリピンの証券会社と仲介してくれる日本のサービスもあるようですので、そういったサービスを利用するというのも、一つの方法かもしれませんね。