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フィリピン現地採用として働くメリットとデメリット、給料や注意点

 

海外移住を夢見る人は多いと思いますが、その中でもフィリピンは日本から近くて物価が安く、英語が公用語の一つであることなどから、移住先として人気が高い国の一つです。

 しかし、フィリピンで働くとなると、どのような雇用形態があるのか、どのようなメリットやデメリットがあるのか、給料や待遇はどのくらいなのか、など気になることがたくさんあると思います。

 
今回は、フィリピンとタイで10年間検知採用として働いてきた私の経験を踏まえて、フィリピンで現地採用として働く場合のメリットやデメリット、給料や注意点について詳しくご紹介します。
 

フィリピンで現地の会社で働くには?


フィリピンで現地の会社で働くには、大きく分けて2つの雇用形態があります。
 
一つは、日本にある企業で雇用されてから、海外拠点に赴任する「海外駐在」です。
 
もう一つは、海外にある日本の会社に直接雇用されて働く「現地採用」です。

海外駐在と現地採用の違いは、給料や待遇が大きく異なることです。
 
海外駐在の場合、日本の給料に海外勤務手当や住宅手当などが加算されるため、収入が高くなります。
 
また、滞在期間が決まっているため、帰国のタイミングもわかりやすくなります。
 
しかし、海外駐在になるには、日本での勤務実績や語学力、タイミングなどが重要になります。
 


 

現地採用として働くメリットとデメリット


フィリピンで現地採用として働くメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。

<メリット>

滞在期間が限定されない

 
現地採用の一番のメリットは、現地での滞在期間が限定されないということです。 
 
海外駐在の場合、ほとんどの企業では、その国に滞在する期間が事前に決まっています。
 
私が現在勤めている会社の場合3年、以前勤めていた会社では3~5年となっていました。
 
そのため、私のようにフィリピンに家庭を持っていたり、フィリピンへ移住目的で渡航して長期的にフィリピンに住み続けたいという人にとっては、期間が決まっていない現地採用の方が良いという考えもあります。

駐在員よりハードルが低い

 
現地採用のメリットとしては、日本にある企業へ海外駐在員として応募するより、現地法人へ現地採用として応募する方が圧倒的にハードルが低いということです。
 
すでに日本で働いていて、その会社の海外拠点へ異動届を出して、駐在員になることも、タイミングやスキル、能力次第で、容易ではありません。

ライバルが少ない

 
現地採用のメリットとしては、多くの海外にある会社では日本人の社員が少ないため、日本にある企業に比べると出世の障壁となるライバルが少ない場合が多いことです。
 
また上司や先輩社員、同僚が何らかの理由により突然退社し、帰国せざるを得ない場合、スキルや経験が不足していても、担当業務の引継ぎなどにより意外にも早く出世できるチャンスが巡ってくることがあります。
 
さらに現地採用の給料や待遇は、入社時は少なかったとしてもその後の業績次第で大きく変わりますので、めぐってきたチャンスを活かして、結果を出し続けることでさらなるキャリアアップが期待できます。
 
<デメリット>

行ってみないとわからないリスク

 
現地採用のデメリットとしては、日本とは異なる海外というリスクに加えて、会社によっては面接時には給料や待遇、勤務内容、住む場所の環境について詳しく説明されず、現地に行ってから過酷な現実が待っているというリスクもあります
 

語学力は必須

 
海外で働くには、日本で働くよりも異なるスキルが求められますが、その中でもっとも重要なスキルが語学力です。
 
日本にいる顧客とコミュニケーションを取るような業務であってもその内容を現地の社員へ落とし込むために語学力が必ず必要となりますので、海外で働く場合ほとんどの業務で語学力は必須スキルとなります。
 
仮に仕事で語学力が必須でないとしても、海外では英語ないし現地の下言語が話せないと、生活できませんので、移住前に必ず習得しましょう。

相談できる人が少ない

 
日本であれば職場に多くの社員がいて、先輩や上司へ困ったことや悩んでいることなどを相談もしやすいと思います。
 
しかし海外で働く場合、職場によっては日本人が少ないため、日本語での研修やサポートを受けられず、相談できる人もいないといった問題があります。
 
また年齢が近い同僚や同期の日本人がいないということもあり、同様に現地で働いている日本人との出会いや交流が全くなく、語学力の問題でフィリピン人とのコミュニケーションがとれない場合、現地で孤立してしまう場合があります。
 

フィリピンで現地採用の給料はどれくらい?


フィリピンで現地採用として働く場合、気になるのは給料の額ですよね。
 
フィリピンでの現地採用者の給料は、一般的には5~20万ペソ(日本円で約12万~45万円)の範囲です。
 
これは私の周りの人にいる現地採用の人に聞いた(教えてくれた人の)話をもとにした平均的な金額です。
 
もちろん、会社や業種、職種、経験や能力などによって、この金額よりも高かったり低かったりする場合もあります。

私もフィリピンのマニラへ移住して最初に働いた会社の給料は5万ペソスタートでしたが、物価が安いフィリピンではこれくらいでも十分生活していけることが何よりも魅力です。
 
しかし、一方で私が以前働いていた会社の元上司は現地採用から現地法人の社長になった人で一緒に働いていた当時のその人は50代前半で給料は月収20万ペソ(約50万円)でしたが、
 
業務成績を認められて本社勤務になった人を何人が知っていますが、現地採用であってもその人の能力や経験、そして業績によって収入や待遇は大きく異なります。
 

フィリピンで仕事選びをする際の注意点


フィリピンで現地採用として仕事をする際には、以下の点に注意して仕事選びをしましょう。

企業情報やフィリピンの一般知識

 
日本で働く場合も同じだと思いますが、これから働く会社のホームページやインターネット上の評判などを調べることができますので、どのような会社の面接を受けるのか、可能であれば現地で働いたことがある経験者のブログなどあれば参考にしましょう。
 
また、フィリピンに初めて行く場合、気候や宗教、文化、言語、物価など一般的な知識も必ず確認した上で渡航しましょう。
 

業務内容や求められるスキル

 
海外での仕事は日本で働くよりも求められるスキルが異なりますので、求人情報とは別に実際の業務内容や求められるスキル、経験について事前に確認した上でその会社で働けそうか判断しましょう。

研修や研修後のサポートについて

 
海外では日本人が少ない会社では、日本人による研修が受けられないことが多くあります。(私も今の会社では入社後にフィリピン人に研修をしてもらいました。)
 
また、しっかりとした研修が受けられないまま業務がスタートして、その後も他の日本人が忙しいという理由で、相談ができず孤立してしまうこともありますので、仕事の相談ができそうな職場環境なのかどうかも事前に聞いていいと思います。
 

給料や待遇

 
給料については、フィリピンの税金や(SSSやPhilHealth、Pag‐ibigなどの加入があれば)社会保障保険料などを差し引いたあとの手取りでいくら支払われるのか確認する必要があります。 
 
海外にある企業は現地の労働法に従っていることもありますが、待遇についても日本の一般的な会社とは異なることがほとんどですので、必ず詳しく確認しましょう。
 
例えば、有給休暇やボーナス、住宅手当や交通費などが支給されるのか、社会保険や医療保険に加入できるのか、日本への帰国費用や特別休暇があるのかなどです。

ビザ

 
働く会社が就労ビザを申請してくれるのか、またその費用や手続きにかかる期間はどのくらいなのか確認する必要があります。
 
フィリピンでは、就労ビザの種類や条件が複雑で、申請には時間や費用がかかります。
 
また、就労ビザがない場合、観光ビザで入国しても、そのまま働くことはできません。観光ビザで働くと、違法滞在とみなされて罰金や強制送還の対象になる可能性があります。
 
そのため、就労ビザの申請や更新に関しては、働く会社としっかりと話し合っておくことが重要です。

まとめ


フィリピンで現地採用として働くことは、海外駐在とは違った魅力やチャレンジがあります。 
 
現地採用のメリットは、滞在期間が限定されないことや、現地の社会や文化に馴染むことができることです。
 
また、駐在員よりハードルが低く、ライバルが少ないため、キャリアアップのチャンスもあります。
 
しかし、現地採用のデメリットは、行ってみないとわからないリスクや、語学力の必要性、相談できる人が少ないことなどです。 
 
現地採用の給料は、一般的には5~20万ペソ(日本円で約12万~45万円)の範囲ですが、会社や業績によって変わります。 
 
フィリピンで現地採用として働くことを考えている人は、事前にしっかりと情報収集や準備をして、自分に合った仕事を見つけることが大切です。

PH.navi

フィリピン生活を送っているサラリーマン兼ブロガー@shoheybeatzです。大学をアメリカで過ごし、卒業後日本で働いたあとタイへ移住し、東南アジアを陸路で横断後フィリピンに移住。現在、現地の日系企業で働きながら2児のパパとして子育てに奮闘中。

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