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フィリピン移住で英語は必要なのか?


フィリピン移住を考えている人の中には、「英語ができないと困るのではないか」と不安に思っている人も多いでしょう。

しかし、実はフィリピン移住に英語力は必ずしも必要ではありません。

 なぜなら、フィリピンでは現地語が主流であり、英語を話せる人は少数派だからです。

また、日本語が話せるフィリピン人や代行サービスなどのサポートもあります。

この記事では、フィリピン移住における英語力の必要性と、英語が話せなくても生活できる方法について詳しく解説します。
 

フィリピンでは現地語が主流


フィリピンでは、公用語としてフィリピノ語と英語が定められていますが、実際にはフィリピノ語がネイティブ言語として広く使われています。

フィリピノ語はタガログ語を基にした言語で、タガログ人が多く住むルソン島の中部や首都マニラで話されています。

しかし、フィリピンには約180の言語が存在し、地域によって異なる言語や方言が話されています。

例えば、セブ島やミンダナオ島ではビサヤ語が主流です。

英語は学校や家庭で教育されていますが、実際に話せる人は少なく、とくに低所得層や地方の人たちは英語教育をほとんど受けていません。

フィリピンの人口の6割が低所得層と言われており、貧困層も含めると英語を話せる人は2~3割程度だと推測されます。

もちろん、都市部や観光地では英語が通じる場所もありますが、一方で外国人があまりいないエリアでは英語が通じる人はほとんどいません。

 

そのため、フィリピン生活では現地語を覚えた方が便利であり、長期的に住むのであれば現地語を覚えることで英語を話す必要性が減ります。
 

英語力が不要なパターン


フィリピン移住において、英語力が不要なパターンもあります。以下にその例を挙げます。

現地語が話せる

フィリピン生活10年以上の日本人の多くは英語力より現地語力を身につけています。現地の言葉を覚えることでローカルの人たちとコミュニケーションが取れますし、日常生活にも便利です。

日本語が話せるパートナーがいる

日本で知り合ったり結婚したりしたパートナーが日本語ができるフィリピン人であれば、英語力は必要ありません。パートナーが通訳や代行をしてくれますし、家庭内では日本語で話せます。

外出をしない

駐在員や長期出張者など、外出を避けて会社の社員に全て任せることで英語力が不要になります。また、日本語が話せるフィリピン人を雇って生活の世話をしてもらうこともできます。

日本語OKのホテルに住む

フィリピンには日本人経営で日本語が理解できるスタッフがいるホテルがいくつかあります。そういったホテルに住めば、英語力は必要ありません。

英語力が必要なパターン


しかし、上記のようなパターンに当てはまらない場合、英語力が必要な場面もあります。以下にその例を挙げます。

買い物

ローカルのお店やコンビニ、ショッピングモールなどで買い物をするときに英語力が必要です。特にお釣りのごまかしや値段交渉などでは言葉がわからないと不利になります。

レストラン

レストランで注文や会計をするときに英語力が必要です。しかし、デリバリーサービスを利用すればコミュニケーションは不要です。

乗り物に乗る

トライシクルやジープニー、タクシー、飛行機などの乗り物に乗るときに英語力が必要です。しかし、タクシーはアプリで配送や支払いができるので英語力は不要です。

電気、水道、インターネット料金の支払い
窓口で支払う場合は英語力が必要ですが、オンライン決済すればコミュニケーションは不要です。

ビザの申請、更新

ビザの申請や更新は英語力が必要です。しかし、通訳やビザ代行サービスを利用すれば英語力は不要です。

銀行の口座開設やトラブル時

銀行の口座開設やカスタマーサービスへ連絡するときに英語力が必要です。特にカード紛失や盗難などの緊急事態では言葉がわからないと大変です。

物件の探し方やトラブル時

物件を探したり見たりするときにオーナーと連絡したりするための英語力が必要です。また家のトラブルや破損などがあって修理が必要な場合も英語力が必要です。

病気になったとき

病院に行くときに症状を伝えたりするための英語力が必要です。命に関わることもあるので注意が必要です。マニラには日本語対応の診療所もあります。

仕事

仕事上でも通訳や日本人がいない場合は英語力が求められます。しかしフィリピンには日本語だけの仕事や英語力を全く必要としない仕事もあります。

まとめ


フィリピン移住において、英語力は必ずしも必要ではありませんが、現地語もしくは英語を話せると生活が便利になります。

また、日本語が話せるフィリピン人や代行サービスなどのサポートを利用することで英語が話せなくても生活できる方法もあります。

しかし、上記のようなサポートが得られない場合、英語力が必要な場面も多くありますので、移住する前、もしくは移住してから英語もしくは現地語を覚えることをおすすめします。

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◇フィリピンのオンライン英会話事情に関する記事はこちらをお読みください。

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PH.navi

フィリピン生活を送っているサラリーマン兼ブロガー@shoheybeatzです。大学をアメリカで過ごし、卒業後日本で働いたあとタイへ移住し、東南アジアを陸路で横断後フィリピンに移住。現在、現地の日系企業で働きながら2児のパパとして子育てに奮闘中。

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