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タイ・ベトナム・ラオス・フィリピン移住するならどこ?生活費や環境を比較

 
近年、発展が目覚ましい東南アジアのタイ、ベトナム、ラオス、フィリピンは

旅行や移住先として人気があります。

どの国も日本から比較的近く、物価が安く、南国で過ごしやすいという共通点がありますが

住むとしたら、その国が一番おすすめなのでしょうか?

今回は実際に4か国で長期滞在をした私が各国の基本情報、生活費や生活環境、メリット、デメリット、

そして最後に移住におすすめの国についてご紹介したいと思います。


東南アジア4ヶ国(タイ、ベトナム、ラオス、フィリピン)の魅力

近年、タイ、ベトナム、ラオス、フィリピンが移住先として注目されてきていますが

まずこれら4か国の共通しているメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

▶気温が暖かく住みやすい
▶時差が少ない(1~2時間)
▶物価が安い、人件費が安い
▶親日国で日本人に対して親切

デメリット

▶言葉の壁(日本語が通じない)
▶日本に比べて治安が良くない
▶インフラ設備が整っていない場所がある
▶衛生管理されてない
▶水道水が飲めない

タイ、ベトナム、ラオス、フィリピンに共通しているメリット

日本から近く、年中気温が暖かい南国の国ということで旅行先として人気があります。

また物価や人件費が安いことで、現地で生活した場合

生活費を抑えて、快適な暮らしができると移住先としても注目されています。

しかし一番のデメリットとしては日本語が通じないという問題があります。

他にも治安やインフラ、衛生管理といった発展途上国共通の問題があり

移住前に「どの国の、どのエリアで、どんな生活をするのかなど・・」を

しっかりと事前準備や対策を立てなければ、移住してからストレスが溜まったり

最悪の場合、移住に失敗する可能性もあります。

そこで次にタイ・ベトナム・ラオス・フィリピンそれぞれの国の基本的な情報やメリット、デメリットについて解説します。


タイ


基本情報

◆東南アジアの中心に位置する王国で、首都はバンコクです。
◆国土面積は約51万4000平方キロメートルで、日本の約1.4倍です。
◆国民の約85%がタイ族で、タイ語を話します。
◆国民の約95%が仏教徒です。
◆通貨はバーツで、1バーツは100サタンに分かれます。
◆時差は日本と2時間です。

メリット

▶仏教の国であり、街の至る所にお寺がある
▶食べ物がおいしくて、食文化が豊富
▶日本人、日系企業が多い
▶バンコクには日本人街がある
▶日本人向けサービスが充実
▶文化や歴史が豊か
▶親日国で日本人に優しい

デメリット

▶言葉の壁(英語もあまり通じない)
▶政治的に不安定でストライキやデモが多い
▶野良犬が多い
▶場所によっては治安が悪い、インフラが未発達

1ヶ月の生活費

世界中の様々な統計データが掲載されているオンラインデータベースNumbeoによると、タイで一人暮らしの生活費は家賃なしで 19,870バーツ(8万円)で、4 人家族の場合は 70,591.9バーツ(約29万円)となっています。

ただし、タイのバンコクで暮らしていたことがある私からするとちょっと少ない気がしたので、他のデータベースサイトを引用して

一人暮らし(家賃込み)で約25,000 バーツ (103,650円)~40,000バーツ(166,240円)、

4人家族家賃込みで約60,000 バーツ(249,360円) ~100,000バーツ (415,600円)、くらいが妥当かなと思います。

それでもタイの最低賃金は2023年時点で月額7472バーツ(約30,661円)で、平均月収は15,411バーツ(約63,237円)で、この範囲がタイ人の低所得から中間所得層ということです。

消費者物価は家賃ありで日本より27.2%低く、タイの家賃は日本より 26.9%、 タイのレストランの価格は39.3%低いとなっています。

ベトナム

基本情報

◆インドシナ半島の東部に位置する社会主義共和国で、首都はハノイ
◆国土面積は約33万1000平方キロメートルで、日本の約0.9倍
◆国民の約86%がキン族で、ベトナム語を話します。
◆宗教は仏教が最も多く、国民の約55%が仏教徒
◆通貨はドンで、1ドンは10ハオまたは100スーに分かれます。
◆時差は日本と2時間です。

メリット

▶仏教の国であり、街の至る所にお寺がある
▶親日国で、日本食レストランも多い
▶日本人、日系企業が多い
▶起業や就職のチャンスが豊富
▶ホーチミン市には日本人街がある
▶ベトナムは美味しい食べ物が多い

デメリット

▶ベトナムは衛生管理ができていないところがある
▶ひったくりや強盗などの軽犯罪が横行
▶インフラが整っていない場所も多い
▶言葉の壁(英語もあまり通じない)

1ヶ月の生活費

10年ほどに前にホーチミンに1週間、ハノイに2週間ほど滞在してみて思ったのが首都ハノイよりホーチミン市の方が都会で、生活物価が高いというイメージでしたので、ベトナムの生活費ついては色々とリサーチしましたが、

その結果、ハノイの平均生活費は、一人暮らし(家賃込み)の月額約23,757,298ドン (約153,617円) 、ホーチミン市は月額約 28,614,500₫(約185,553円)が妥当性を感じます。

ちなみにベトナムの最低賃金は、2023年月額4,680,000ドン (28,318円) ですので、この金額がギリギリのラインと言うことだと思いますが、どう考えても日本人が暮らすのはムリでしょう。

ラオス

基本情報

◆インドシナ半島の中央部に位置する人民民主共和国で、首都はビエンチャンです。
◆国土面積は約23万6000平方キロメートルで、日本の約0.6倍です。
◆国民の約50%がラオ族で、ラオス語を話します。
◆宗教は仏教が最も多く、国民の約64.7%が仏教徒です。
◆通貨はキープで、1キープは100アットに分かれます。時差は日本と2時間です。

メリット

▶仏教の国であり、街の至る所にお寺があります。
▶物価が安く、日本の1/4~1/5の価格でモノやサービスを購入できる
▶ラオスの人々は優しくてフレンドリー
▶ゆったりとした生活を楽しめる

デメリット

▶発展していない
▶ひったくりや置き引き強盗などの軽犯罪が多い
▶病院の設備や医療水準が低い
▶インフラが整っていない
▶日本人がほとんどいない
▶言葉の壁(英語もあまり通じない)
▶海がない(周りを陸に囲まれている)

1ヶ月の生活費

2023年ラオスの最低賃金は月額 1,200,000 LAK (約15,228円) ですが、、高インフレと生活費に対処するために、最低賃金を少なくとも 2,000,000 LAK (約25,430) から 2,200,000 LAK (約27,943円) が妥当だと言われています。

1ヶ月の生活費は一人暮らしで(家賃込み)、約10,600,000キープ(約8万円)、4人家族は約33,300,000キープ(約25万円)が必要です。

フィリピン



基本情報


◆東南アジアに位置する共和制国家で、約7107の島々からなる群島国家です。
◆国土面積は約29万9000平方キロメートルで、日本の約8割の広さです。
◆国民の95%がマレー系で、フィリピン語と英語が公用語で、タガログ語やセブアノ語など170近い言語があります。
◆宗教的にはカトリック教が83%を占め、アジア唯一のカトリック教国です。
◆フィリピンの通貨はフィリピン・ペソで、1ペソは100センタボに分かれます。

メリット

▶英語が公用語
▶時差が1時間
▶飛行機で4~5時間と近い
▶西洋の文化、習慣がある

デメリット

▶仏教じゃない(カトリック教徒)
▶インフラが整っていない場所も多くある。
▶治安が悪い(銃社会)
▶衛生管理されていない場所がある
▶マニラには日本人街がない

1ヶ月の生活費

フィリピンの最低賃金はマニラ首都圏で15,411ペソ(34,674円)となっており、(もちろん日本人はムリですが・・)、この金額があればフィリピンで暮らしていけるという金額です。

一方、データベースサイトではフィリピンの一人暮らしの推定月々の生活費は家賃なしで  50,000ペソ (13万円)、4 人家族の場合は  90,000ペソ(24万円)となっていますが、

私たち日本人やアメリカ人などの外国人やフィリピンの中間所得層の最低生活費としては妥当だと思います。

移住するなら、どこが一番おすすめか?



答えはもちろん、タイです。


こちらが外務省の海外在留邦人数調査統計です。

別の言い方をすれば「日本人に人気の移住先ランキング」と言ってもいいと思います。


タイ        78,431人      (4位)
ベトナム      21,819人        (13位)
フィリピン  14,522人      (17位)
ラオス      755人     (ランク外)


このデータによると、2022年の在留邦人数で1位米国(418,842人)、2位中国(102,066人)、3位オーストラリア(94,942 )、その次に4位タイが続きますが、ベトナムとフィリピンはかなりランクが低くラオスに至っては圏外。

このことからわかるとおりタイは世界で4番目に日本人が多い国です。

そのため、移住先としてもっとも適しているのはタイです。

なぜタイが日本人が移住する上でもっとも適しているかと言えば、

タイのバンコクにはいくつもの日本人街、日本人村と呼ばれる場所があります。

その中でもスクンビットやプロンポン、トンローやシーロム・サトーンなど日系のレストランや居酒屋、日本食材や日用品が買えるスーパーやコンビニ、スパなども多く日本人向けのサービスが充実しています。

またバンコクでは日本語が話せる医師や看護師、通訳がいる日系の病院やクリニックもありますので

タイ語を覚える必要がなく、日本語だけで生活ができる場所が多くあります。

さらにはインフラがしっかりと整えられ、ガードマンが24時間厳重に警備された治安が良く、利便性に優れた日本人向けのエリアが多く、東南アジアでも快適な生活を送ることができます。

また日本人が多い国13位のベトナム・ホーチミンのレタントンストリートに日本人街と呼ばれる場所があり

多くの日系のレストラン、居酒屋、日本食材を扱うスーパーが立ち並んでいるエリアがあります。


タイ、ベトナムどちらも仏教の国で、日本と文化や習慣も近いため、住みやすいと思います。

加えて、親日国として知られているため日本人に対してとても親切です。

これらのことからタイ、ベトナムが日本人にとって最適な移住国であると言えます。


海外移住を成功させるには?

では、最後に海外移住に失敗しないために、どうしたらいいのか、これから海外移住を検討している方へアドバイスをしたいと思います。

①移住に最適な国は人それぞれ

タイ・ベトナム・ラオス・フィリピンの4か国に関する特徴や生活費を比較しました。

その中で、日本人にとってもっと人気があり、おすすめの場所としてタイとベトナムをご紹介したのですが

それでもこの2か国が全ての人にとって最適な場所とは言い切れません

どの国が移住する国として相応しいのかは、移住する目的や生活スタイルにより人それぞれ違うということです。

自分にあった国を見つけるには、人から聞いた話やネットの情報だけに頼らず、何度かその国を訪れたり、何週間か試しに住んでみて最終的に判断することをおすすめします。

私自身、20代後半に海外移住を決意して、最初に住んだのがタイのバンコクで、半年間生活したのですが、結局合いませんでした。

その後ラオス、カンボジア、ベトナムなどの国へ行き、各地で2週間から3週間ほど滞在した末に、最後に行きついたフィリピンで現在10年目です。

日本人に最も人気がある移住先であるタイやベトナムへ私が適応できなかった一番の理由はやはり「コトバの壁」でした。

タイやベトナムでは観光地やホテルなどを除いて、ローカルの人たちはほとんど英語を話せない、もしくは全く理解できないレベルでした。しかも、数字や文字なども独特な表記ですので、読み書きを一から覚えないと生活できないレベルでしたので、完全に適応できるまで数年かかると思い、途中であきらめました。

(率直に言えば、海外移住するのにわざわざ新しい言葉を一から勉強して覚えるのが面倒くさかったというのが、当時抱いていた正直な気持ちです)

一方、フィリピンは英語が公用語のため、その点で言えば移住してすぐ現地ですぐローカルの人たちとコミュニケーションできるため、一緒に仕事をしたり、人間関係を築くことが容易でしたので、言語において今日まで全く苦労がなく暮らしてきたと言えます。

このことから、どんなに日本人に人気の移住先で、日本人にとって最適の場所であっても、全ての人に合うわけではないということを知っておいてください。


②「物価が安い」に隠れた落とし穴

私がタイやベトナムへの移住に失敗した理由が言葉の壁だと言いましたが、もちろん先にご紹介した「日本語が通じる日本人街や日本人が多く住んでいる場所で暮らし、日本語のサービスを受ける」ということができなかったわけではありません。

しかし、海外で日本のサービスやグッズはローカルの何倍も高価です

そのため海外で日本人としての生活水準を維持しようとすると、日本にいる時以上にお金がかかるという現実が待っています。これが物価が安いに隠れた落とし穴でした。
 

海外では安定した収入や潤沢な資金がなければ日本人としての生活を送ることすらできず、しかも「物価が安い」という理由で贅沢の限りを尽くした生活をしていると、お金を使いすぎてしまい海外生活が維持できなくなる可能性があります。


③何事にも期待しすぎないこと

また東南アジアの発展途上国と呼ばれる国へ移住するに当たり、もっとも大切な心構えは、何事にも「期待値を下げること」、「完璧を求めないこと」です。

なぜならば私たちの国、日本は世界的に見てもとても裕福でどこに行っても便利なサービスがあり快適な国です。

治安や衛生管理面においては世界トップクラスと言っても過言ではありません。

そんな国から東南アジアの国へ移住して、暮らす多くの日本人がまずはじめに経験するのが大きな落胆でしょう。

「なんでこの国の人はいつもこうなんだ・・」とか、「日本だったら絶対にこんなことありえない」とか、現地の暮らしを日本と比較してしまい、それが海外生活をする中で大きなストレスになっていくでしょう。

海外生活に失敗しないためには、移住した国で暮らす人々やその国のサービスに対する期待度が強すぎることてうける落胆やストレスを防ぐためには、海外生活では何事においても期待しすぎたり、完璧を求めすぎないことが大切です。

自分が求めていた結果と現実が大きくかけはなれていたとしても、「日本じゃないんだから、海外はこんなものだ」とすぐに気持ちを切り替えましょう。

まとめ

東南アジアの国であるタイ、ベトナム、ラオス、フィリピンは温暖な気候や日本から近いこと、

物価が安く、親日国であり、旅行や移住先として注目されています。

どの国も魅力的でメリット・デメリットがありますが、日本人が移住に適している国として、日本人が多く、日本のサービスが充実しているタイとベトナムが人気ですが

どの国が移住する国として相応しいのかは、移住する目的や生活スタイルによりことなるため、

自分にあった国を見つけるには、人から聞いた話やネットの情報だけに頼らず、何度かその国を訪れたり、何週間か試しに住んでみて最終的に判断することをおすすめします。

PH.navi

フィリピン生活を送っているサラリーマン兼ブロガー@shoheybeatzです。大学をアメリカで過ごし、卒業後日本で働いたあとタイへ移住し、東南アジアを陸路で横断後フィリピンに移住。現在、現地の日系企業で働きながら2児のパパとして子育てに奮闘中。

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