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フィリピン英語~英語圏の人に通じない単語やフレーズベスト20~


フィリピンは英語が公用語の一つとされていますが、実際にはフィリピン独自の英語が広く使われています。

フィリピン英語とは、フィリピンの歴史や文化、言語の影響を受けて発展した英語の変種で、英語圏の人には通じない単語やフレーズがたくさんありま

フィリピンで英語を学んだり、フィリピン人と英語で話すときには、フィリピン英語の特徴と注意点を知っておくと役に立ちます。

ここでは、フィリピン英語の代表的な単語やフレーズをベスト20として紹介します。


1. CR(シー・アール) 

 
フィリピンではトイレのことを「Comfort Room」の略で「CR」と呼びます。 
 
これは英語圏では一般的ではありません。 
 
アメリカでは公共のトイレは「Restroom」、自宅のトイレは「Bathroom」と言います。
 
イギリスやオーストラリアでは「Toilet」も使われます。
 
フィリピンでトイレを探すときは「CR」を使いましょうが、英語圏で使わないようにしましょう。

2. Jeepny (ジープニー)

 
フィリピンの象徴的な乗り物であるジープニーは、第二次世界大戦後に残された米軍ジープと乗り合いバスを意味する「jitney」を組み合わせた造語です。 
 
フィリピン以外では使われていない英語です。 
 
ジープニーは安くて便利な交通手段ですが、渋滞や事故に注意しましょう。

3. Videoke(ビデオケ)

 
カラオケは日本発祥の言葉で、英語圏でもそのまま使われています。
 
しかし、フィリピンでは「Videoke」と言います。
 
これはビデオとカラオケを合わせた造語です。 
 
フィリピン人は歌が大好きで、どこでもビデオケを楽しんでいます。 
 
ビデオケはフィリピンの文化と言っても過言ではありません。

4. High blood (ハイブラッド)

 
英語で「high blood」と言えば「高血圧」のことですが、フィリピンでは怒りっぽい人や感情を抑えられない人を「high blood」と呼びます。
 
フィリピンには「high blood」な人が多いと感じるかもしれませんが、それは高血圧という意味ではありません。
 
英語圏では「hot-tempered」や「angry」などと言いましょう。

5. Ref (レフ)

 
フィリピンでは「冷蔵庫(refrigerator)」のことを「Ref」と略して呼びます。 
 
これも英語圏では一般的ではありません。
 
アメリカでは「Fridge」と略します。
 
英語圏では「Ref」は「referee(審判)」や「reference(参照)」の略です。
 
フィリピンで冷蔵庫を探すときは「Ref」を使いましょうが、英語圏で使わないようにしましょう。

6. Maniac (マニアック)

 
フィリピンでは変態や性的変質者、スケベ、エロい人のことを「Maniac」と呼びます。
 
これは日本の「マニア」とは全く違う意味です。
 
英語圏でも「Maniac」と言えば精神障害や狂気の人を指します。
 
フィリピンでは「Maniac」は侮辱的な言葉ですので、使わないようにしましょう。

7. Commute (コミュート)

 
英語で「Commute」と言えば職場や学校と自宅を往復することを意味します。
 
しかし、フィリピンでは公共交通機関(ジープニーやバスなど)を利用することを「Commute」と言います。 
 フィリピンでは「Commute」は交通手段を表す言葉です。 
 
英語圏では「Take public transportation」や「Use public transport」などと言いましょう。

8. Nosebleed (ノースブリード)

 
英語で「Nosebleed」と言えば鼻血のことですが、フィリピンでは難しいことに直面して混乱したり困ったりするときに「Nosebleed」と言います。
 
これは鼻血が出るほど頭を使うというジョークから来ています。 
 
フィリピンでは英語が通じない人が多いので、英語を話すと「Nosebleed」と言われることがよくあります。 
 
これはフィリピン独自のユーモアですが、英語圏では通じませんので、使わないようにしましょう。

9. For my opinion (フォー・マイ・オピニオン)

 
フィリピン人は自分の意見を表すときに「For my opinion」と言うことがよくありますが、これは文法的に間違っています。
 
正しくは「In my opinion」と言うべきです。
 
しかし、フィリピンでは「For my opinion」が普通に使われているので、それが正しいと思われています。
 
これはフィリピン英語の特徴の一つですが、英語圏では使わないようにしましょう。

10. Traffic (トラフィック)

 
フィリピン人が遅刻の理由としてよく言うのが「Traffic」です。
 
これは英語で「交通」や「通行」のことですが、フィリピンでは「渋滞」のことを指します。 
 
フィリピンでは渋滞がひどくて時間通りに移動するのが難しいことが多いです。
 
渋滞のせいで遅れたと言いたいときは「Heavy traffic」や「Traffic jam」などと言いましょう。

11. More ~er 

 
英語では比較級で語尾が~ERで終わる形容詞を使うときは単語の前にMoreがいらないことを学びます。
 
例えば「Better」や「Harder」などです。
 
しかし、フィリピンではMoreをつけて「More better」や「More harder」と言うことがよくあります。 
 
これは文法的に完全に間違っています。 
 
フィリピン英語の癖の一つですが、英語圏では使わないようにしましょう。


12. Blooming (ブルーミング)

 
英語で「Blooming」と言えば花が咲くことですが、イギリスでは「不満」や「嫌いな気持ち」を表すスラングとしても使われます。
 
フィリピンでは、女性の美しさを褒める言葉として「Blooming」と使います。
 
例えば「Wow! You look blooming today!」と言えば、「今日のあなたはとても綺麗ですね!」という意味になります。
 
フィリピンでは「Blooming」は誉め言葉ですが、イギリスでは使わないようにしましょう。


13. For a while (フォーアワイル)

「少々お待ちください」と言いたいときには英語では「Just a moment」や「Wait a minute」などと言いますが、フィリピンでは「For a while」と言います。
 
これは英語圏ではあまり使われません。 
 
フィリピンでは時間にルーズな人が多く、この「a while」は「ちょっと」ではなく「かなり長い時間」を意味することがあります。
 
フィリピンで待たされるときは「For a while」と言われることに覚悟しましょう。


14. Open/close the light (オープン/クローズ・ザ・ライト)

 
フィリピンでは電気のスイッチを操作するときに「Open the light」と言って電気をつけたり、「Close the light」と言って電気を消したりします。 
 
これは英語圏では使われません。
 
英語圏では「Turn on/off the light」と言います。
 
フィリピンでは「Open/close」はスイッチの動きに合わせて使われますが、英語圏では「Open/close」はドアや窓などに使われます。


15. Pirate(パイレーツ)


パイレーツオブカリビアンで有名なPirateは、海賊という意味ですが、フィリピンでは企業がライバル企業の人材を引き抜くこともPirateと言います。
 
仕事をしていると、競合他社に自社の社員やパートナー企業がPirateされたという話を聞くことがあります。 
 
日常生活ではあまり使わない言葉ですが、ビジネスシーンでは注意が必要です。

16. Bad Trip(バッドトリップ)

Bad Tripは、フィリピンでは交通渋滞によって仕事や学校に遅れたり、大事な約束に間に合わなかったりしたときのイライラや怒り、失望を表す言葉です。
 
フィリピンは渋滞がひどい国なので、Bad Tripという言葉はよく使われます。
 
しかし、アメリカのスラングでは、薬物使用によって引き起こされる幻覚や悪影響をBad Tripと言います。
 
アメリカで渋滞に巻き込まれても、Bad Tripと言わないようにしましょう。 
 
誤解される可能性が高いです。


17. Crocodile(クロコダイル)

Crocodileは、ワニという意味の単語ですが、フィリピンでは別の意味があります。
 
Crocodileは、金にがめつい人やぼったくりタクシーやトライシクルの運転手に使われる言葉です。
 
フィリピンはワニが生息する南国ですが、街中でCrocodileと聞いたら、ワニのことではないと思った方がいいでしょう。

18. Adidas(アディダス)

Adidasは、世界的に有名なスポーツウェアブランドですが、フィリピンでは鶏の足のバーベキューのことを指します。 
 
フィリピンでは、このブランドのマークが鶏の足の3本指に似ているという理由で、屋台で売られている鶏の足のバーベキューをAdidasと呼んでいます。
 
好きなものは何ですかと聞かれて、Adidasのブランドと答えたら、フィリピンでは鶏の足のことだと思われるかもしれません。気をつけましょう。

19. Feeler(フィーラー)

Feelerは、昆虫の触覚という意味の単語ですが、フィリピンでは自分のことを相手がどう思っているかを探ることや、自分のことを過大評価することを意味します。
 
フィリピン人は、感じやすい人や自意識過剰な人をFeelerと呼んでいます。
 
フィリピン人にFeelerと言われたら、自分の言動や行動を見直す必要があるかもしれません。




20. Fixer(フィクサー)

Fixerは、政府関連の書類の手続きを代行してくれる人のことを言います。 
 
フィリピン政府はFixerを禁止していますが、私もフィリピンで免許を取ったときは、知人に紹介されたFixerにお金を払って代行してもらいました
 
これは違法な行為です。
 
Fixerの本来の意味は、他人の問題を解決する人のことですが、フィリピンでは違法な行為をする人のことです。 
 
Fixerに頼むのはやめましょう。


まとめ


以上が、フィリピン製英語の例です。
 
日本にも和製英語がありますが、フィリピンにも英語圏では意味が違うか、存在しない英単語がたくさんあります。
 
フィリピン人は、これらの言葉を日常生活で気軽に使っていますが、留学やオンライン英会話の先生が使っていても、絶対に真似をしないようにしましょう。
 
言葉によっては、欧米諸国ではとても悪い言葉や誤解を招く可能性が高い言葉があります。注意しましょう。


PH.navi

フィリピン生活を送っているサラリーマン兼ブロガー@shoheybeatzです。大学をアメリカで過ごし、卒業後日本で働いたあとタイへ移住し、東南アジアを陸路で横断後フィリピンに移住。現在、現地の日系企業で働きながら2児のパパとして子育てに奮闘中。

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