こんにちは!
PhナビのShoです。
先日久しぶりにニノイアキノ国際空港(NAIA)のターミナル3でぼったくりタクシーに遭遇しましたのでそのことについてご紹介したいと思います。
フィリピンのマニラにあるニノイアキノ国際空港のぼったくりタクシーは以前から有名な話ですが、
この記事ではマニラのニノイアキノ国際空港で横行するぼったくりタクシーの実態やタクシーを利用する際の注意点、空港からの安全な移動手段について解説します。
1. マニラ国際空港で一人1万ペソを請求したタクシードライバー
2023年11月、フィリピンの陸上交通許認可規制委員会 (LTFRB)が台湾からの観光客にニノイアキノ国際空港(NAIA)ターミナル3から4までの10分間で一人当たり1万ペソを請求したタクシードライバーを特定したという報道がありました。
この報道によると、この観光客が高額な料金の支払いを拒否したところ、ロックをかけられ閉じ込められたため、スマホのカメラで動画を撮影してをSNSで公開してことで事件が発覚したようです。
動画ではこのタクシーの車体にフィリピンの観光局 (DOT) とニノイ アキノ国際空港 (NAIA) のロゴが書かれていて、このタクシーに案内したのは空港の警備員だったそうです。
空港は観光客や空港利用客にエアポートタクシーの利用を推奨していますが、そのタクシーのほとんどがこの記事にあるような高額な料金を請求するタクシーとは考えにくいです。
しかし驚くことはここまでのことをしたドライバーの身元の特定までされたと書いていますが、ドライバーの情報は開示されず、逮捕されたという記事は見つかりませんでした。
GMAニュースによると、地方に逃げたといのことですが、事実かどうかは不明です。
2. メータータクシーでも騙される!個人タクシーは注意
次に私自身の体験をもとに、ニノイアキノ国際空港のぼったくりタクシーの実態について紹介します。
これは最近(2024年7月)の話です。
その日は空港についたのが夜9時過ぎで、到着口を出てBay 3付近を一人で歩いていると「タクシー」と男性に声を掛けられました。
普段は絶対に空港のタクシーは利用しませんが、その日は時間帯が遅く、悪天候のためGrabも時間がかかるのではないかと思い「Meter(メーター)」と言われたので利用することにしました。
男性と一緒に案内された場所に行くと駐車場の路肩に駐車している一台の車がありドライバーが待機していたのですが、辺りは薄暗く、しかも雨が強くふっていたので、よく確認せずに乗車してしまったのは失敗でした。
乗ってからすぐ気づいたのは、助手席に女性と子供が乗っているのを見て個人タクシーだと知りました。
発車して数分後、メーターに表示される金額があきらかにおかしいと感じすぐ路肩に車を停めてもらい、「距離いくら?」と質問すると、「300」とドライバーが答えました。
Grabアプリを開いて私たちが向かっていた目的地までの距離を調べると8.5キロで、料金は350ペソ(920円)でしたが、そのタクシーは1キロ300ペソのため、計算すると2,550ペソ(約6,500円)になります。
「Ang mahal naman (高すぎる!)」と言うと、(目的地まで)「3㎞ Only(3キロだけだよ)」とか「Traffic(渋滞だ)」とあきらかにわかる嘘を言ってきたので、別のタクシーに乗り換えようと外に出ようとすると、ロックを掛けられ出られませんでした。
そこからドライバーが「2,000!」と料金を下げ出し最終的には800ペソまで値引きしてOKを出したのは時間帯も遅く、雨もかなり強くなってきたので、さすがにそこで降りるのは危険だと判断したためですが、結局2倍の金額を払ってしまいました。
3. フィリピンのぼったくりタクシーに騙されないようにするには?
先に紹介した台湾人観光客や私個人の体験をもとに過剰請求をしてくる詐欺行為(ぼったくり)を行うタクシーの被害にあわないために注意点を紹介します。
1.メーターがついた黄色/白い車体のタクシーを利用する
マニラ市内を走っている黄色/白い車体のタクシーを利用しましょう。
白いタクシーは陸上交通許認可規制委員会 (LTFRB)が認定しているフィリピンで一番安いタクシーです。
黄色いタクシーはLTFRBとマニラ国際空港局認定を受けているため、白タクシーより少し料金が高くなります。
空港で手配してくれるタクシーは「クーポンタクシー」と言って、政府の認可を受けていて、白・黄色タクシーと比べて高額になります。
タクシー利用の注意点はタクシー会社の名前やドライバーの連絡先、メーターがついていないタクシーや個人タクシーには乗らないようにしてください。
またメーターがついていても、壊れていたり、改ざんされていることもありますのでキロ当たりの料金を確認することをお勧めします。
2.運転手以外の人が乗っている場合は、タクシーに乗らない
私が体験したように、フィリピンでは運転手以外の人が乗っていることもありますが、そういったタクシーにも乗らないほうがベターです。
3.タクシーに乗ったら、ドアが内側からロック/ロック解除できるか確認
過剰請求をされて支払いを拒否するとロックをかけられて閉じ込められることもありますので、乗ったらすぐ確認しましょう。
4.少しでも怪しいと感じたら、タクシーの名前、連絡先、ナンバープレートをメモする
車やドライバーの情報をメモして、万が一のために家族や知人にメッセージとして送ったり、陸上交通許認可規制委員会 (LTFRB)に通報することができます。
過剰請求やメーターの故障や改ざんは違法で罰金や営業許可取消しの対象になります。
4. ニノイアキノ国際空港からの安全な移動手段とは?
ニノイアキノ国際空からマニラ市内への移動にはシャトルバスかgrabタクシーがおすすめです。
1.空港シャトルバス
ニノイアキノ国際空港のターミナル3からシャトルバスが30分おきに出ていて、他のターミナルやマニラ市内、地方都市へ格安で移動することができます。
しかしスケジュールが決まっているため、急いでいる場合は他の移動手段がおすすめです。
2.Grabタクシー
アプリGrabを使ってタクシーを手配することで、安全にかつ快適に移動することができます。
料金は走行距離のほかに時間帯や道路状況、天候により影響をうけますが、事前に料金がわかっているので安心です。
ただし、ドライバーによって高速料金は別に請求してきたり、表示された到着時間より大幅な遅れがあったり、直前でキャンセルをされることもあります。
3.送迎サービス
ニノイアキノ国際空港からマニラ市内までの移動については日本語で現地での送迎サービスを事前に予約できるサイトがありますが、その一つがオンラインの予約サイトがKKDAYです。
KKdayは、旅行に関するアクティビティ・現地ツアーのオンライン予約を扱う、ウェブサイトおよびアプリです。
このサイトを利用することで空港からホテルまでの送迎サービスを事前にしかも日本で予約することができますので、大変便利です。
使い方は検索欄に目的地を入力して表示された検索結果の中から送迎サービスを選択するだけです。
まとめ
フィリピンのニノイアキノ国際空港のぼったくりタクシーの実態やマニラ市内へタクシーを利用する際の注意点やおすすめの移動手段についてまとめました。
ぜひフィリピンへ訪れた際の参考にしてください。